『向かいの窓』
2006 イタリア
☆☆☆
【内容】
子育てや食肉工場での仕事に追われるジョヴァンナは、菓子職人になりたいという夢に近づくこともできず、夫との関係もギスギスし始めていた。そうした日常の中で、向かいの家に住む男ロレンツォを眺めることが彼女の密かな楽しみだった。ある日、ジョヴァンナはシモーヌという老人と出会う。橋の上で立ち尽くしていた茫然自失のシモーヌを家に連れて帰るのだが、やがてジョヴァンナは、彼がかつてユダヤ人強制収容所の囚人で伝説的な菓子職人だったことを知る。ジョヴァンナはシモーヌから菓子づくりの真髄を学び、ロレンツォに恋心をたぎらせる中で、生の躍動を覚えるのだった…。そして、ロレンツォが転勤でローマを去ることを知ったジョヴァンナは、一夜を共にしようと決心し、その夜がやってくる。めくるめく時を過ごした後、ふと窓から自分の家を見やったジョヴァンナは…。
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めちゃめちゃ丁寧につくられてます。
が、あともう一歩何かが欲しかった!!
(何かは私にも分からないが・・・)
人ん家の窓をあんなにジロジロ覗き観る主人公が若干怖かった・・・。