『嵐のピクニック』本谷 有希子 ☆☆☆
【内容】
優しいピアノ教師が見せた一瞬の狂気を描く「アウトサイド」
ボディビルにのめりこむ主婦の隠された想い「哀しみのウェイトトレーニー」
カーテンの膨らみから広がる妄想「私は名前で呼んでる」
動物園の猿たちが起こす奇跡をユーモラスに綴る「マゴッチギャオの夜、いつも通り」
読んだ女性すべてが大爆笑&大共感の「Q&A」
大衆の面前で起こった悲劇の一幕「亡霊病」…などなど
めくるめく奇想ワールドが怒涛のように展開する
著者初にして超傑作短篇集。
* * * * * * * * * * * * * * *
支離滅裂な夢を見てる様でありながら
妙にリアリティーがあったりして
全作品、楽しく読めたな~。