カテゴリ:読書☆道楽( 137 )

おばちゃんたちのいるところ

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『おばちゃんたちのいるところ』  
松田 青子 著 ☆☆☆☆

【内容】
霊的な存在がいきいきと描かれた短編小説集。

現代の日常にふと幽霊があらわれたら?という
ちょっと不思議な世界が17の連作短編をとおして展開。

落語や歌舞伎に材をとりつつ
軽やかな筆致で現代小説に仕立てている。

* * * * * * * * * * *

面白かった~~~~!!
読後がイイのよ。元気が出る!

霊的なものにトント疎い私ですが
目に見えないものの存在は信じております。

全ての短編に、違ったユーモアがあり
そして心軽やかになります。
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by namihei-dobryden | 2017-03-19 11:07 | 読書☆道楽 | Comments(0)

グッバイ、こおろぎ君。

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『グッバイ、こおろぎ君。』  
藤崎 和男 著 ☆☆☆☆

【内容】
60歳を過ぎた彼は、
塾の講師を勤めながら郊外の団地で一人暮らしをしている。
残暑厳しい9月、彼が住む団地5階のトイレの窓から
一匹のコオロギが入ってきた。
コオロギと向き合った2ヵ月の日々は、
経てきた人生の、かけがえのない日常を想起させた。
そこはかとないユーモアと悲哀を感じさせる筆致で描いたデビュー作。

* * * * * * * * * * *

面白かった!!
ユーモアと悲哀は相性がイイ。
というか、私が好きなコンビ!?だ。

最初は、コオロギに対して「お客様」感覚だった主人公が
家に帰って来るやいなや、コオロギの存在を気にかける様に・・・。
もはや共存。一つ屋根の下に暮らす家族になっていく。
徐々に歩み寄っていく様(心の動き)が
なんだか微笑ましくて、ちょっと滑稽でイイのよね〜。

次回作、まだかしら〜〜〜。
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by namihei-dobryden | 2017-02-16 23:15 | 読書☆道楽 | Comments(0)

最近の2冊

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『高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究』  
梅津 有希子 著 ☆☆☆☆

【内容】
高校野球が100倍面白くなる
世界初の甲子園「ブラバン応援」研究本!

ブラバン応援の魅力にとりつかれ
応援を聴くためだけに球場に通うマニアに。
さまざまな高校のブラバンをたずね歩き、
その人脈をもとに名門高校の顧問の先生やOBに直接取材を重ねてきました。

天理、PL、習志野、紅陵などの定番応援曲の隠された秘密から、
有名校ブラバン顧問対談まで、
トリビア満載&マニア垂涎の一冊。
甲子園の観戦に必携の書です!

* * * * * * * * * * *

そうそうそうなのよ〜〜〜。
ここ数年、何回か甲子園へ足を運んだんだけど
思ってたのよね〜〜〜
『ブラスバンドの演奏がカッコイイ!!』と!

よくよく考えれば、甲子園常連校には
合奏の全国大会で金賞を獲る学校が多いんだと気づく。

拓大紅陵の「チャンス紅陵」 
習志野の「レッツゴーならしの」
甲子園で聴きたいわ〜〜〜。

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『ツバキ文具店』  
小川 糸 著 ☆☆☆☆

【内容】
小さな古い文房具屋さん「ツバキ文具店」。
店先では、主人の鳩子が、手紙の代書を請け負います。
ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。
鎌倉で代書屋を営む鳩子の元には、
今日も風変わりな依頼が舞い込む。
伝えられなかった大切な人への想い。
あなたに代わって、お届けします。

* * * * * * * * * * *

めっちゃ良い本です。
『丁寧』って言葉が似合います、この小説。
主人公の所作・会話のひとつひとつが
小津映画じゃないけど、な〜んか美しい。

基本、善人しか出てこない小説って
物足りなさを感じますが
まぁ〜、心がささくれなくていいかもしんないです。
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by namihei-dobryden | 2016-11-06 18:38 | 読書☆道楽 | Comments(0)

最近の2冊

2冊とも読売新聞の書評に掲載されてて
面白そうだったので読んでみた。

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『ジニのパズル』  崔 実 著 ☆☆☆

【内容】
オレゴン州の高校を退学になりかけている女の子・ジニ。
ホームステイ先でステファニーと出会ったことで、
ジニは5年前の東京での出来事を告白し始める。
ジニは日本の小学校に通った後、
中学から朝鮮学校に通うことになった。
学校で一人だけ朝鮮語ができず、なかなか居場所が見つけられない。特に納得がいかないのは、教室で自分たちを見下ろす金親子の肖像画だ。
1998年の夏休み最後の日、テポドンが発射された。
翌日、チマ・チョゴリ姿で町を歩いていたジニは、
警察を名乗る男たちに取り囲まれ…。
二つの言語の間で必死に生き抜いた少女の革命。
21世紀を代表する青春文学の誕生!第59回群像新人文学賞受賞作。

* * * * * * * * * * *

衝撃的なシーンを颯爽と描いてます。
積年の思いがぶわぁぁぁぁ〜〜〜〜と
堰を切ったように溢れ出し
過激とされる行動をとる主人公ジニが
清々しかった。

実際に朝鮮学校に通う生徒たちは
この小説を読んで
どういう感想を持つのか、興味あるなぁ。


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『僕たちのカラフルな毎日』  南 和行・吉田 昌史 著 ☆☆☆

【内容】
大阪で法律事務所を営む「弁護士夫夫」(同性カップルの弁護士)の
出会いから今日までの波瀾万丈な日々を綴ったエッセイ。
同性愛者ならではの苦悩や困難を乗り越え、
常に前向きに社会と対峙する二人の姿をユーモアあふれる筆致で
著者自身が書き上げました。
社会の差別や偏見に、時に怒り、時に涙しながら、
それでも胸を張って歩き続けるふたりの姿を通して、
今注目のLGBTへの理解と共感を深めることができる、
現代人必読の一冊です。

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いろいろ苦労もありそうですが
この本全体から感じ取れる空気は
『幸福』でありました。

南さんのお母さんが
息子が同性愛者だという事に
理解を示していなかったにもかかわらず
息子だけでなく息子の同性の恋人のために
お弁当を作ってくれる・・・・・。

やはり『幸福』でしょう。
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by namihei-dobryden | 2016-08-28 15:59 | 読書☆道楽 | Comments(0)

米澤穂信☆祭

米澤さんの前作『満願』がめっちゃ面白かったので他の作品も読んでみました。


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『王とサーカス』 ☆☆☆

【内容】
2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は
知人の雑誌編集者から海外旅行特集の仕事を受け
事前取材のためネパールに向かった。
現地で知り合った少年にガイドを頼み
穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、
王宮で国王をはじめとする王族殺害事件が勃発する・・・。

2001年に実際に起きた王宮事件を取り込んで描いた
壮大なフィクションにして、米澤ミステリの記念碑的傑作!

* * * * * * * * * * * * * * *

最新作。舞台がカトマンズってのがいいんですよね。
風習や死生感が先進国とは違いますからね、
よりミステリアスな雰囲気が増します。
悪が裁かれないラストと貧困問題もチョロチョロ出て来たりして、
スッキリしないまま読み終わりました。


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『追想五断章』 ☆☆☆☆

【内容】
大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光は
ある女性から、死んだ父親が書いた
五つの「結末のない物語(リドルストーリー)」を探して欲しい
と依頼を受ける。
調査を進めるうちに故人が20年以上前の未解決事件
「アントワープの銃声」の容疑者だったことがわかり―。
五つの物語に秘められた真実とは? 
青春去りし後の人間の光と陰を描き出す、米澤穂信の新境地。

* * * * * * * * * * * * * * *

めちゃめちゃ贅沢な小説。
なにせ話の中に5つの短編小説が盛り込まれてる。
それら1つ1つがまた面白い!!!

構成力すごいわ~、この作家さん。


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『ボトルネック』 ☆☆☆

【内容】
亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは
何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。
ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。
不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。
もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。
世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。
そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。

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「タイムスリップ」とういありがちなテーマも
米澤さんの手にかかれば
グッと面白くなるかな~と期待して読んだんですが
ちょっと物足りなかったかな~。
登場人物たちが若いって所も
話しにのめり込めなかった要因の1つかしら…。

また別のを読んでみよう。
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by namihei-dobryden | 2015-11-27 22:33 | 読書☆道楽 | Comments(0)

サクっと読みたい

近頃はサクっと読みやすい本しか読みきれなくなってきたわ。


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『ドミトリーともきんす』 高野文子 著 ☆☆☆

【内容】
不思議な学生寮「ともきんす」。お二階には寮生さんが4人。

朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹……
テーマは科学者たちの言葉―高野文子最新コミックス!

高野文子が新作のテーマに選んだのは「科学者たちの言葉」でした。
日本の優れた科学者たちが残した文章を、なぜいま読み返すのか。
その意義を、架空の学生寮を舞台に、
「科学する人たち」と一組の母娘の交流を通じて丁寧に描いていきます。

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ほぅ~、こういう切り口があるのか~。
高野さんの素朴な絵がまたいいんだよな~。
沢山の科学者が紹介されてましたが
中でも雪の結晶を研究し続けた中谷宇吉郎先生に興味を持ったわ。


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人気作家、西 加奈子さんの本2冊。

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『きりこについて』 ☆☆☆
【内容】
小学校の体育館裏で、きりこが見つけた黒猫ラムセス2世はとても賢くて、
大きくなるにつれ人の言葉を覚えていった。
両親の愛情を浴びて育ったきりこだったけれど、
5年生の時、好きな男の子に「ぶす」と言われ、強いショックを受ける。
悩んで引きこもる日々。
やがて、きりこはラムセス2世に励まされ、外に出る決心をする。
きりこが見つけた世の中でいちばん大切なこととは?

『漁港の肉子ちゃん』 ☆☆☆
【内容】
男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。
肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。
太っていて不細工で、明るい―キクりんは、
そんなお母さんが最近少し恥ずかしい。
ちゃんとした大人なんて一人もいない。
それでもみんな生きている。
港町に生きる肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描き、
そっと勇気をくれる傑作。

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なるほど!!!人気あるのも頷ける。
この著者の本は読後、元気になるね。(2冊しか読んでないけど…)

人生応援歌ならぬ応援本。
「アンタはアンタでいいんだよ!」と
バンッと背中を叩いてくれると言うか…。
セラピー的な要素もあるね。


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『オカマだけどOLやってます。完全版』 能町 みね子 著 ☆☆☆

【内容】
能町みね子、2×歳。
都内の某会社でOLとして働き始めて3年、
実はまだ「チン子」がついています。
会社の人は誰もそのことを知りません…。
オトコ時代について、恋愛のお話、ドキドキOL生活など、
大人気脱力系イラストエッセイ本
『オカマだけどOLやってます。』シリーズを再構成し、
一冊にまとめた完全版。

* * * * * * * * * * * * * * *

いやぁ知らなかった…。
この方がモトは男性だったなんて…。
テレビで拝見するかぎり、どこをどう見ても女性なんだけど!

しかも学歴がスゴイ!東大卒!!!

サラッと自然体でありながらなかなか波瀾な生き方ですね。

ネクタイするのが嫌で(男性のシンボルだもんね~)
ネクタイせずにすむ美容師になろうと画策する筆者。
「大学やめて専門学校に行こうかなぁ」と打ち明けた時の
親御さんのズッコケぶりに、失礼ながら笑えました。
天下の東大ですからね~、そりゃ大ショックですよ!!!
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by namihei-dobryden | 2015-07-16 23:11 | 読書☆道楽 | Comments(3)

ナオミとカナコ

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『ナオミとカナコ』 奥田 英朗 著 ☆☆☆

【内容】
望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。
夫の酷い暴力に耐える専業主婦の加奈子。
三十歳を目前にして、受け入れがたい現実に追いつめられた二人が下した究極の選択…。
「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」復讐か、サバイバルか、自己実現か―。
前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。

* * * * * * * * * * * * * * *

ラスト20ページがスゴイことに( ̄□ ̄;)!!
呼吸するの忘れそうだったよ、ドババタしすぎて。
殺人を起こしたナオミとカナコが、高跳びする為に必死に逃げてるんだけど
追っ手が警察じゃなく、被害者の妹ってのが面白いわ。
スポーツ漫画の試合シーン読んでるみたいな感覚だったわ。

にしても、ナオミとカナコの殺人が“ずさん”すぎる!
あまりにも大胆に予行演習するから
“大丈夫~?”って思ってたら案の定ボロが…('~`;)

だから面白くなったんでしょうがね。

コレって続編作る気かしら?
舞台を上海に移して…。

あ~~~~ハラハラしたなぁ。
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by namihei-dobryden | 2015-03-04 20:18 | 読書☆道楽 | Comments(0)

水やりはいつも深夜だけど

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『水やりはいつも深夜だけど』 窪 美澄 著 ☆☆

【内容】
セレブママとしてブログを更新しながら周囲の評価に怯える主婦。
仕事が忙しく子育てに参加できず、妻や義理の両親からうとまれる夫。
自分の娘の発達障害を疑い、自己嫌悪に陥る主婦。
出産を経て変貌した妻に違和感を覚え、若い女に傾いてしまう男。
父の再婚により突然やってきた義母に戸惑う、高一女子。

同じ幼稚園に子どもを通わせる家々の、
もがきながらも前を向いて生きる姿を描いた、魂ゆさぶる5つの物語。

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てっきり年下の人が書いてると思ってた!
このタイトルといい・・・。
若いな~文章。

幼稚園くらいの子供がいる人には
超リアルだろう。
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by namihei-dobryden | 2015-01-30 23:28 | 読書☆道楽 | Comments(0)

昨夜のカレー、明日のパン

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『昨夜のカレー、明日のパン』 木皿 泉 著 ☆☆☆☆

【内容】
悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ----
7年前、25歳で死んだ一樹。
遺された嫁のテツコと一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフの
何気ない日々に鏤められたコトバが心をうつ連作長篇。

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これは女子は好きでしょう。

小林聡美さんが出てるドラマや、
雑誌“リンネル”なんかを購読してる様な人は
好きに違いない!!!
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by namihei-dobryden | 2014-07-24 21:18 | 読書☆道楽 | Comments(2)

満願

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『満願』 米澤 穂信 著 ☆☆☆☆

【内容】
人生を賭けた激しい願いが、6つの謎を呼び起こす。
期待の若手が放つミステリの至芸!

人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは――。
驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、
交番勤務の警官や在外ビジネスマン、フリーライターなど、
切実に生きる人々が遭遇する6つの奇妙な事件。
入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジック。
「日常の謎」の名手が描く、王道的ミステリの新たな傑作誕生!

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めっちゃ面白った。
6編全部面白かった。
すごく力のある作家さんだな~と!
主人公の“追い詰められ感”“崖っぷち感”“切迫詰まり感”が
6編全部違っていて良いんだよね~。
特に「夜警」「万灯」が気に入った!
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by namihei-dobryden | 2014-07-22 21:19 | 読書☆道楽 | Comments(0)