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最近の2冊

2冊とも読売新聞の書評に掲載されてて
面白そうだったので読んでみた。

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『ジニのパズル』  崔 実 著 ☆☆☆

【内容】
オレゴン州の高校を退学になりかけている女の子・ジニ。
ホームステイ先でステファニーと出会ったことで、
ジニは5年前の東京での出来事を告白し始める。
ジニは日本の小学校に通った後、
中学から朝鮮学校に通うことになった。
学校で一人だけ朝鮮語ができず、なかなか居場所が見つけられない。特に納得がいかないのは、教室で自分たちを見下ろす金親子の肖像画だ。
1998年の夏休み最後の日、テポドンが発射された。
翌日、チマ・チョゴリ姿で町を歩いていたジニは、
警察を名乗る男たちに取り囲まれ…。
二つの言語の間で必死に生き抜いた少女の革命。
21世紀を代表する青春文学の誕生!第59回群像新人文学賞受賞作。

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衝撃的なシーンを颯爽と描いてます。
積年の思いがぶわぁぁぁぁ〜〜〜〜と
堰を切ったように溢れ出し
過激とされる行動をとる主人公ジニが
清々しかった。

実際に朝鮮学校に通う生徒たちは
この小説を読んで
どういう感想を持つのか、興味あるなぁ。


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『僕たちのカラフルな毎日』  南 和行・吉田 昌史 著 ☆☆☆

【内容】
大阪で法律事務所を営む「弁護士夫夫」(同性カップルの弁護士)の
出会いから今日までの波瀾万丈な日々を綴ったエッセイ。
同性愛者ならではの苦悩や困難を乗り越え、
常に前向きに社会と対峙する二人の姿をユーモアあふれる筆致で
著者自身が書き上げました。
社会の差別や偏見に、時に怒り、時に涙しながら、
それでも胸を張って歩き続けるふたりの姿を通して、
今注目のLGBTへの理解と共感を深めることができる、
現代人必読の一冊です。

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いろいろ苦労もありそうですが
この本全体から感じ取れる空気は
『幸福』でありました。

南さんのお母さんが
息子が同性愛者だという事に
理解を示していなかったにもかかわらず
息子だけでなく息子の同性の恋人のために
お弁当を作ってくれる・・・・・。

やはり『幸福』でしょう。
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by namihei-dobryden | 2016-08-28 15:59 | 読書☆道楽 | Comments(0)

特別展「没後100年 宮川香山」

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先月末になりますが、職場の子に薦められた
特別展「没後100年 宮川香山」を見ました。

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展覧会は中之島の東洋陶磁美術館でありました。

「高浮彫(たかうきぼり)」と呼ばれる技法で創った作品群が
アグレッシブすぎて凄すぎました!
前衛ですよ前衛!!!
もう、本体から装飾がもりもり浮き上がってます!!

太っ腹で撮影可能な作品がありました。

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もりもりもりもりもりもりもりもりもりもり!!!

晩年は、装飾を削ぎ落としたシンプルな作品で
またこれが美しく、素晴らしかったです。

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by namihei-dobryden | 2016-08-27 17:07 | Art & Design | Comments(0)

書を持って、法隆寺へ

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『木に学べ―法隆寺・薬師寺の美』  西岡 常一 著 ☆☆☆☆

【内容】
法隆寺、薬師寺の宮大工棟梁・西岡常一氏が、
木や道具、建築、そして人間について語った好エッセイ。
「堂塔の木組は寸法で組まず、木の癖で組め」など
現代の人間関係にあてはまる口伝も紹介。

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本物が発する言葉はカッコイイわ、やっぱり!
これ読むと元気になる!!!
一言、一言胸に響くこと響くこと!

偉い哲学者、大学教授の意見を
「机上の空論に過ぎない」とピシャリと言ってのける。
直接木に触れる宮大工の言葉こそ確かなり!

日光東照宮の建築を
けちょんけちょんに言う棟梁にも笑った。
そこまで言うか〜〜って感じ。

で、この本読んだら
久しぶりに法隆寺に行きたくなったので
本を片手に行ってきた。
今回は、仏像ではなく建築を見るのが目的。
棟梁の言葉を説明書代わりに鑑賞。
ん〜〜〜、贅沢。
次は薬師寺に行こうかな〜〜。

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by namihei-dobryden | 2016-08-11 18:38 | 寺社めぐり | Comments(6)