『ぼくは猟師になった』
千松信也 著
☆☆☆☆☆
【内容】
獲って、さばいて、食べる。
狩猟8年目、33歳の猟師の暮らし。
京都に住む若者は、いったい何を思い猟師になったのか?自然と共にある生活から、現代の食卓を見つめなおす。獲物の解体や、調理方法、ワナのメカニズムを写真と図で詳細に解説。
猟師の1年間の生活に密着できるエッセイ
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毎年11月15日が狩猟解禁日。2日前だ。
もしや今この時、筆者が山中でイノシシと格闘してるかも知れない!
と思うとこちらもワクワクする。
“命を頂いている”という事を意識せずしてバクバク肉を食べてる自分が、
いかに残酷で自然に対して礼儀がなく傲慢な存在であるかを思い知る。
と堅苦しく感想を書いてるが、本自体は非常に軽快なタッチ。
筆者が動物たちと知恵比べしながら
(銃による猟ではなく、手作りのワナで狩りをするのがまたイイ)
楽しく自然と対話している様が面白い。
掲載されてる写真もいい!
装丁もいい!