愛しきソナ

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『愛しきソナ』
2009年 韓国・日本 ★★★

【内容】
北朝鮮に住む兄たちのもとを幾度となく訪れているヤン・ヨンヒ監督。
電気や水道などの使用制限があるにもかかわらず
兄嫁たちはごちそうを用意し、
兄の子どもたちも愛くるしい姿を見せてくれる。
そんな中、5歳で母親を亡くしながらも、
明るくけなげに成長するめいのソナの姿を追っていく。

* * * * * * * * * * * * * * 

人ん家のホームビデオを見てる・・・そんな映画です。
これが、近所の田中さんや鈴木さん家のホームビデオだったら
1時間半、じ〜〜〜〜っと見てられないでしょうが
北朝鮮に暮らすヤン一家の暮らしぶりが映ってるとなれば
興味深く見入っちゃう訳ですね。

しかし、この監督の前作『ディア・ピョンヤン』を見てない人には
ちょっと説明不足な所があったんじゃないでしょうか。

あんなに無邪気だった少女ソナちゃんが
大きくなるのと比例して“自分がおかれてる現実”に直面し
ソレを受け入れていく姿は
日本でヌラリヌラリと自由を享受してる私には
痛かったですね。

監督に連れられて来た、一般市民が来れない様な外貨レストランで
ソナちゃんが今まで食べた事のないメニューを
注文しようかしまいか迷ってる時
監督が無理矢理注文させようとしてるシーンは印象的でした。
“経験することが大事だから注文してみなさい。
 知らないより、知ってる方がイイ。知る事が大事”だと。
監督としてはいろいろな事を経験してほしいという思いもあったでしょうが
見方によっては「自由を押し売り」してるみたいにも見え
ちょっと不快な気持ちにもなったりして複雑でした。

“栄えある停電”か〜〜〜。
モノは言いようと言いますが、この表現には驚きました。
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by namihei-dobryden | 2011-05-29 16:42 | 映画&ドラマ☆道楽 | Comments(4)
Commented by へなちょこセイジン at 2011-06-06 01:58 x
う〜ん、やはりこの映画もご覧になりましたか、、、。外貨レストランでのエピソードは、考えさせられそうですね。本当に「知ることが大事」なのか、、、迷いますよね〜。
Commented by namihei-dobryden at 2011-06-07 23:03
はい〜、朝10時から見ましたヨ〜十三で。
一日一回、この時間しか上映してなかったので
休みの日、早起きして観に行きました。
自分が日本に生まれた事が
宝くじに当たったくらいラッキーな事なんじゃないかって
思えてきますよ。
とはいえ、北朝鮮のヤンさん家は
かなり裕福な方だと思うんですよね〜。

ソナちゃんがレストランで
トッポッキを初めて食べたって事に驚きました。
Commented by へなちょこセイジン at 2011-06-17 18:45 x
「宝くじに当たったくらいラッキーな事」ですか。確かにそうですね。ちょっとドキッとしました。生誕地ばっかりは、どうしようもないですからね〜。

 しかしソナちゃんが「トッポッキ」を初めて食べたとは、、、。日本人の私でも食べたことあるのに、、、(大好きです)。このエピソードを聞いて、中学の時に見たテレビニュースを思い出しました。そこには韓国の色鮮やかなお菓子と、無彩色な北朝鮮のお菓子が映ってました。「北朝鮮では、こんなお菓子しか食べられないのよ」と韓国の先生が生徒に教えてる風景でした。ショックだったです。
Commented by namihei-dobryden at 2011-06-18 23:56
>北朝鮮では、こんなお菓子しか食べられないのよ
こんなお菓子・・・。ん〜想像つきませんがあまり美味しくなさそうですね。だいたいあの国、お菓子だけじゃなく街にも色がないですよね。服とかも地味そうだし。選択の自由ってやはり素晴らしく恵まれてる事ですね〜。
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