『サクラ―日本から韓国へ渡ったゾウたちの物語』
キム ファン 著 ☆☆☆
【内容】
2003年、宝塚の動物園が閉園したため
韓国の動物園に引き取られたゾウのサクラを中心に、
過去、日本から韓国へ渡ったゾウの事実を
詳細に取材してまとめたノンフィクション。
日本から韓国へ渡った最初のゾウは、「島流し」になって死にました。
二番目に渡ったゾウは、戦争のために殺されました。
サクラは、三番目に日本から韓国へ渡ったゾウなのです。
どうか、しあわせなゾウになってほしい!
第一回子どものための感動ノンフィクション大賞最優秀作品受賞作。
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宝塚ファミリーランドにいたサクラちゃんが
閉園後、ソウルの動物園に行った事など知らなかった。
ホワイトタイガーなど珍しい動物は
引く手あまたで、すぐに引き取り手が決まった様だが
象のサクラちゃんは最後の最後まで引き取り手が決まらず残っていたらしい。
ソウルに行く際、日本を象徴するアイコンの一つである
『桜=サクラ』という名前を不快に思う韓国の方もいたらしく
改名するや否やでモメたらしいが
結局「サクラ」という名でいくこと決まったらしい。
向うの子供にも愛されているというから嬉しい。
今度ソウルに行く際はサクラに会いに行こう!