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母と旅した900日

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『母と旅した900日』
王一民 / ユ・ヒョンミン 著
蓮池薫 訳
☆☆☆

【内容】
中国最北端からチベットまで3万キロ。
99歳の母をリヤカーに乗せた自転車が走る。
最初で最後の母と息子の二人旅。
中国全土が涙した感動のノンフィクション。



「母さん、この世の現物に行きますか?」
「行ぐって、どうやって?」
「俺が母さんをリヤカーに乗せて行くんです。自転車で牽きながら」
「いったいどごさ行こうってんだ?」
「それは決まってません。風の吹くまま気の向くままです」

「おれら西蔵(チベット)に行けるべが?」

あなたは九十九歳、私は七十四歳。
だけど、この広い世の中を見てまわることにしたのです・・・・・。
旅の終わる日、もしあなたが幸せだと言って明るく笑ってくれたなら、
それが年老いたこの息子の喜びに、人生最後の願いの成就になるでしょう。
(本文より)

* * * * * * * * * * * * * * * 

信じられないけど、実話。
こんな素敵な二人旅があったんだな〜。
圧倒されたのは、移動距離の長さだけでなく年老いた親子の深い絆だ。
あ〜言葉にすると陳腐ね〜〜。

※この本は韓国で出版された本を、蓮池さんが翻訳したものだ。
 拉致され、24年間北朝鮮での生活を余儀無くされた蓮池さんが
 訳すにあたってどんな日本語を選ぶのか・・・すごく関心があった。
 
 いいな〜と思った文言は、99歳の母がよく口にした
 『おら、あだりめに(あたりまえに)幸せだ』です。
by namihei-dobryden | 2008-07-25 22:30 | 読書☆道楽 | Comments(2)
Commented by erimekko at 2008-07-28 08:38 x
「あたりまえに幸せだ」
なんて、
親に言わせてあげられる日がいつかくるのかな…と考えてしまいました。
離れて暮らすとほんとに無償の愛の大きさを思い知らされる毎日ばかりです。
自分の将来のために親の将来を変えてしまっていることを噛みしめて、少しでも早く親孝行できるように今をがんばろうと思っているんで、この本を読むとたぶん泣いちゃいますね~(>_<)
Commented by namihei-dobryden at 2008-07-28 23:00
確かに、どんな時でも自分の味方になってくれる人がこの世に居るっていうのは心強いよね〜〜〜。

『ただ、生きる』っていう単純な力強さと素晴らしさに圧倒されて
涙は出なかったのよ〜実は・・・。

>親孝行できるように今をがんばろうと思っている
そう思いながら生きる事自体、親孝行だよ〜〜。
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