『女たちの遠い夏』
カズオ・イシグロ 著
☆☆☆☆
【内容】
『あの娘を死に追いやったのは
私なのだろうか。』
子殺しの幻影、裏切り……追憶は英国の片田舎から戦後の混乱した長崎へと遡る。
長崎生まれ英国育ちでブッカー賞受賞の
日本人によるイギリス文壇へのデビュー作。
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やられた。。。この一冊でどっぷりカズオ・ホリックになってしまった。
なんなんだろ、静かなのに胸がざわつき不安にかられるこの不思議な世界は。。
訳者の方もあとがきで
『この作品は妖しい魔力で私を捕らえ、
疲れても休ませてくれなかったという珍しい経験をした』と語っている。
うん。ほんとにそうだ。
よし、他の作品も読んでみよう。